2008年12月13日土曜日

クリスマスパーティー

 自転車のタイヤがパンクしたので、歩いて学校へ。前日紹介された企業へ電話する。メールを出しておいたのだが、技術的相談は電話のみらしい。目的にかなう商品があるそうなので、早速データシートを送ってもらう。ところが、数時間後に今度はメールで該当商品無しとの回答を受け取る。電気室のスタッフが、冷却機を見に来てくれる。単に電源コードがないだけなのだが、メーカーから取り寄せるといって帰ってゆく。ところが、こちらも数時間後に最小取引額100ドルとの回答が来る。電源コード1本に100ドルはばかげている。ALに分光実験の手順を教えてもらう。非線形光学効果を利用して特定の環境にある分子の定常スペクトルを選択的に観測する分光法だ。最新のフェムト秒パルスレーザーを使っているし、セットアップが高度な技術や知識がなくても使えるように半製品化されている。それに設計も巧妙である。最も古株のポスドクが作ったのだそうだ。実験室に見学者が訪れる。なんと日本人だった。

 昼休み、パンクした自転車を修理に持って行く。自転車屋の隣の中華屋が超大盛りで安い。

 午後、ALについてNMR測定に行く。僕が大学院生のときは、合成の度に技官に測ってもらっていたが、ここでは全員自分で測定している。初心者向けのチュートリアルがeラーニングと実習として制度化されている。ただしeラーニングは、NMR室内の専用PCを使う。16時より、某著名研究者の講演を聞きに行く。基礎研究の話ではなく、時間分解分光の技術を同位体比分析へ応用する話。この研究をもとに大学院生が起業したらしい。18時からは学部のクリスマスパーティー。参加者は100名程度で、ほとんどが大学院生だが、スタッフや教授クラスもちらほら見える。頑張って、日本人を一人見つける。大学院2年生で滞米6年目のNO君だ。最後の4人になるまで話し込む。残りの2人は、ALと同じ研究室のポスドクだった。

0 件のコメント: