2008年8月30日土曜日

「自由の女神」へ行くべきか?


 ニューヨーク2日目、自由の女神があるリバティー島へ行った。アメリカの正面玄関に立ったように感じた。19世紀、ニューヨークはアメリカ最大の移民上陸港であった。彼らが最初に見たアメリカは、海から見たニューヨークだろう。マンハッタン島の高層ビル群があり、自由の女神もあっただろう。アメリカの顔だっただけあって、とてもカッコいい。

 自由の女神の観光というと、陳腐で気が引ける。実際、あの巨大な像を拝むだけなら、リバティー島へ行く意義は見出せなかっただろう。しかし、

○街を海から眺めること
○その眺めの歴史的背景を知ること

は、ニューヨーク観光で第1に薦めたい。確かに、クルージングはいろいろな会社がやっているし、アメリカ移民の歴史は本を読めば分かるので、わざわざ1時間並んでチケットを買い、さらに1時間並んでフェリーに乗ってまでリバティー島に上陸する必要はない(予約すればよかった)。それでも、リバティー島の芝生に寝転んで、ピザを齧り、カモメと戯れながら眺めると、マンハッタン島の街並みもまた格別である。さらに、フェリーは移民管理局があったエリス島にも立ち寄る。今は博物館になっていて、移民の歴史を知ることが出来る。だから、「自由の女神」観光をお薦めする。

備考
 平日10時頃にフェリーポートに行ったところ、2時間待ちだった。予約するか、ニュージャージー州発のフェリーを使った方がよいと思う。 お弁当と敷物を持っていくと、上のようなところで食べられる。レストランは両島にあるが、混んでいた。

 

2008年8月29日金曜日

ニューヨークに着いた夜

 学会最終日、会場を出たその足でニューヨークに向かった。アムトラックの駅(30th Street)に向かう途中、地下鉄のトークンを20ドル分買ってしまい、駅員さんに売ってもらっていたので(笑)、予定より1時間ほど遅れた。1時間半程度でペンシルバニア駅に到着。構内の公衆電話に、トークン販売で得た大量の25セント硬貨を投入し、ロンリープラネットを見ながら宿をとる。ドミトリーはどこも満室だったので、最安のシングルにした。夜8時を過ぎている。ニューヨークは治安が悪いと聞いていたので、尾行されていないか確かめ、ガイドブックをしまって街へ出る。しかし服装で、旅行者であることが一目瞭然であった。


 夜10時、宿周辺を散策するつもりで部屋を出た。ニューヨーカーにならってTシャツに半ズボン。ポケットには、$30足らずの現金とクレジットカード、デジカメのみである。ニューヨークは徒歩で周れる街であった。明るい方へ向って歩くと、タイムズスクエアに出た。土産物屋やカフェ、ブティックがまだ開いていて、通りは観光客で賑わっている。皆ぼくよりきちんとした格好をしている(笑)。タイや中国の地方都市で見るような3輪自転車が、客待ちをしている。二階建てバスの観光ツアーに飛び入り参加した。マディソンスクエア、ワシントンスクエア、SOHO、リトルイタリー、チャイナタウン、ブルックリンを100分位で周ってくれた。

 バスを降りて、宿へ向かう。人通りがない。明かりがともっているのは、雑貨屋とトルコ料理店だけだ。朝食にケバブを買う。熱い抱擁を交わしていたカップルと笑顔を交わして、宿に入る。

2008年8月28日木曜日

フィラデルフィアの安宿

 先日、フィラデルフィアで学会に出席した際、手頃(1泊1万円以下)な宿が見つからずに困った。もちろん出席者で埋まっていたのだろうが、Lonely Planet USAによると、フィラデルフィアにはそもそも安宿が少ない。少なくとも車が無しでアクセス出来る場所には、少ない。僕が探した限り、中心街(ペンシルバニア大学を含む)にあって1泊1万円以下の個室があるのは、以下の3軒だけである。

Apple Hostels


ucityhostel

International House


どこも満室だったので、現地で散々探した挙句、空港の近くに落ち着いた。

Microtel
Philadelphia Airport

 オンライン予約すると現在のレートで1万円以下であるが(笑)、飛び込みで泊まるともっと高くなる。空港から電車(SEPTA, R1)で1駅(Eastwick)、徒歩5分である。市街までは、R1で20分くらいかかる。但し、電車は30分に1本である。片道$5だが、1週間定期券もある。

 ちなみに、このホテルからは24時間、30分毎に空港へ送迎バスが無料で出ている。僕は午前7:30出発だったので、とても役に立った。