東京国立近代美術館の「手」。親の接待で見た奈良の仏像を連想した。しかし、よく見ると、ジョジョ的なポーズは似ていても、輪郭は節くれだっている。デューラー の「 祈りの手 」のようにマッチョでもないので、さだめし、年老いた彫刻家=高村光太郎その人と言ったところか。作者を見て、浪人時代に習った、詩を思い出した。「氷上戯技」という、爆風スランプの「Runner」や、少し無理すると、ももいろクローバーの「走れ!」に近い、ロックンロールな詩だった。ただし、高村光太郎のほうが、何のために走るのか説明している点で、爆風スランプやももクロよりも深い(笑)。
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