2008年12月7日日曜日

金夕食

 日本からのEMSを宅配ボックスへ入れてもらうように頼んでから大学へ。新しいDS-2019のコピーを事務に提出し、大学院生に爆薬の研究に使うレーザーの使い方を教えてもらう。後は有機合成経路作りをする。郵便局より、電話でEMSを取りに来てくれと言われる。

 午後、有機合成を担当している学生を捕まえた。カラムクロマト・グラフィーをやったことがないそうなので、一緒にサンプル精製する。カラムとシリカゲルを有機系の実験室から借りてきてもらって実験を始めると、いろいろと必要なものがないことに気づく。早速、備品室で調達。ショッピングカートが欲しいと言ったら、冗談だと思われる。シリカゲルを充填してみて、フラッシュカラムクロマトグラフィー用であることに気づく。カラムもフラッシュカラムクロマトグラフィー用だし、ドラフトに圧縮空気が引いてあるので、この国ではフラッシュ・カラムクロマトグラフィーがディフォルトなのかもしれない。

 午後6時にボスのご自宅へお邪魔する。奥さん、息子さんと共に中華料理バイキングへ。息子さんは、中学生。日本米が好きで、テコンドーが強く、確率の勉強をしているそうだ。ボスからも、景気の研究費に対する影響からおいしいコーヒーの入れ方まで様々なことを教えていただく。

 帰宅すると、ドアの前にAmazon.comで注文したプリンタが置かれている。

2008年12月6日土曜日

打ち合わせ

 時差ボケのおかげで朝とは言えない時間に目が覚めたので、起きて前日渡された論文を読む。

 8時半頃出勤後、NetIDのパスワードが設定できない問題を解決してもらうために、コンピューターセンターへ。3分で解決する。研究室に戻って、有機合成経路をまとめる。

 昼休み、郵便局へ。日本への国際郵便は、全て航空便になり、航空便には3種類(First class, express, priority)あるそうだ。最も遅いサービス(priority)でも、本1冊で25ドルである。Expressメールは専用封筒に入れて送ると一律約26ドルなるそうなので、封筒の中身を移す。

 NetIDを使った認証が出来るようになったので、大学がサイトライセンスを持っているSciFinderとChem Drawをインストール。Chem Drawのパッケージに、Chem 3Dが含まれていることが判明した。Chem 3Dは、MOPACのインターフェースになるので、SYBYLが不要となった。3時から爆薬の研究の打ち合わせ。実験装置は、部品を修理に出しているそうなので、サンプル作りから始める。作り方は、3種類考案されており、僕はその内2種類を担当する。

 4時から、研究室セミナー。中国からのポスドクが、本国での面接のための発表練習をする。大学院1年生2人と初めて顔を合わせる。

 6時に帰宅。日本からのEMSの不在連絡票を受け取る。屋内運動場へ行き入会する。給料からの天引きで月約$30ドル。バスケットボール、バレーボール、スクワッシュ、ロッククライミングコート、ジョギングなどの設備があり、肝心のウエイト・マシンも50台くらいある。速く肩を治して思う存分使いたい。

2008年12月5日金曜日

i-card

 職員証(i-card)を作りに行く。学生証と色が違うだけで、図書館利用証、ゲストハウスの鍵、構内バスのフリーパス、デビットカードを兼ねている。10:30から、国際課で面談。DS-2019の発効日から1か月(?)以内に面談を受けなくてはならないそうで、つじつま合わせのために新しいDS-2019を発行してくれる。医療保険に加入したことを確認され、外国人向けパンフレット一式を貰う。

 研究室に戻ると、ボスに論文の束を渡され、目を通して1時間後にオフィスに来いと言われる。爆薬の研究をさせられるらしい。研究動機を懇切丁寧に説明してくれる。4時から、招待講演がある。毎週、水曜日は物理化学らしい。ハーバード大学若手による共焦点蛍光顕微鏡のはなし。

 NetIDのパスワード設定が出来ない。オンライン認証できないので、サイトライセンスがあるソフトウエアのダウンロードや書庫内図書の請求が出来ない。

2008年12月4日木曜日

アイスバーン

 8時15分頃部屋を出る。歩道も含めて除雪をしていないところは、全てアイスバーン状態なので、自転車で走るのが怖い。居室に荷物を置いてから、化学図書室へ。SciFinderで合成を指示された化合物の文献検索をしようとすると、なんと4個中3個は売っていることが分かった。結局、僕の合成実験は中止となり、合成をしている学生のサポートだけすれば良いことになった。その学生は、シミュレーションもやるらしいので、専門家に相談に行き、SYBYLというソフトウエアのサイトライセンスがあることを知る。途中備品室なるものに寄り、ボールペン1本に至るまで支給されることを知る。

 午後は、事務室へ。ソーシャルセキュリティーナンバーが発行されるまでの一時整理番号(Temporary Control Number)や登録番号、ネットIDなどを取得したり、書類を書いたり、国際課での面談の予約を取ってもらったり、オンラインでオリエンテーションを受けたりする。その後、ナショナルシティバンクに駆け込んで小切手口座と預金口座を開く。居室に戻って、文献チェックをしてこの日は終了。学生会館で夕食をとって帰宅した。

2008年12月3日水曜日

初仕事

 初仕事だった。大学院でのティーチングアシスタントやリサーチアシスタントを除いて、自分の手でお金を稼ぐのは、本当に生まれて初めてだ。といっても、宿からアパートに移ったり、ソーシャルセキュリティーナンバーを申請に行ったり、文献探しをしたりしただけだ。

 朝8時半ごろ研究室へ行く。まだ誰も来ていないし、鍵も貰っていないので入れない。15分ほど時間を潰してから教授室へ挨拶に行くと、秘書室や事務室へ案内してくれる。事務室のポスドク係に明日の予約を取ってから、アパートの鍵を貰いにいく。それから引っ越し。といってもスーツケース2個を300m位引きずっただけだ。

 昼食をとってから、ソーシャルセキュリティー事務所に行く。自転車で出発したが、途中で道に迷いそうになったので、アムトラックの駅からバスに乗る。事務所に着くと、パスポート、ビザ、オファーレター以外にDS-2019が必要だといわれる。途方にくれていると、タクシーがやってきたので、アパートまで往復してもらう。手続き後、大学へ戻り、中央図書館へ。論文の追加資料が欲しいのだがどこが持っているのかはっきりしない。2人の司書に相談し、遠隔書庫にあることが判明する。まだオンライン請求用のIDを貰っていないので特別に便宜を図ってもらう。

 雑貨屋でとりあえず必要なものを買って、8:30ごろ帰宅。

2008年12月2日火曜日

初雪

 午前1時に目が覚めた。テレビで映画を見たり、書類をいじってから、5時ごろ散歩に出た。辺りは新雪に覆われていた。キャンパスは静まり返っている。アパートと研究棟を偵察し、通勤距離がわずか300mであることに満足する。宿に戻って朝食を取ってからうとうとする。

 午前11時頃、ボスからの電話で起こされる。こちらから掛けるはずだったが寝過してしまった。カフェで昼食を御馳走になってから、研究室へ。実験室見学と席決めの後、仕事をもらう。僕の研究はここでも有機合成から始まるらしい。日曜日なのに、学生が一人来ている。

 研究室を出た足で買い物に行く。必需品のキャップと手袋、日本で捨ててきたリュックサックや普段着など。夕食を取ってから、部屋で自転車を組み立てる。タイヤの空気を抜かずにチェックインしてしまったのだが、破裂していない。

2008年12月1日月曜日

片道航空券

 朝7時に夜行バスで新宿に到着した。研究室の片付けが長引いたので、H山に会う時間がなくなってしまった。約束をドタキャンしてしまったこと、今度いつ会えるか分からないこと、最近考え方の違いが問題化していることから、大変心残りである。実家に直行して、保険証を受け取ったり、転入届の委任状を書いたりする。

 家族の車で成田空港へ。事前に送っておいた預入手荷物の数と大きさにあきれられる。32kgのスーツケース2個と、分解した自転車1台である。ノースウエスト航空のウェッブページと電話案内によると、無料預入手荷物は23kg以下2個だが、32kg以下2個までは1個当たり50ドル、自転車は手荷物の数にかわらず150ドルの超過料金で済むと聞いていた。しかしチェックインカウンターに行って見ると、3個チェックインする場合、23kg超えの荷物の一つは3個目として計算されるので、超過重量9kgではなく全重量32kgに対して超過料金がかかるそうだ。困った顔をしていると、2つ目のスーツケースの重量が23kgだったことにしてくれた。ちなみに、自宅から空港までの輸送には空港ゆうパックを使った。普通のゆうパックと違ってサイズや重量に制限がないが、普通のゆうパックと同じ日数で届く。但しあまり使われないらしく、小さな郵便局から発送したら手続き方法の問い合わせに30分くらい時間がかかっていた。

 文庫+新書150冊読破まであと3冊なので、新書3冊を持って搭乗したが、丸山真男「日本の思想」が寝不足の状態で2‐3時間で読める本ではないことを知る。乗り継ぎのデトロイト空港にて、引越で出てきた中国元、台湾ドル、シンガポールドル、タイバーツ及びエジプトポンドを両替する。30人乗りくらいのプロペラ機(SF-340)でイリノイ州シャンペーンへ。

 6時前なのに真っ暗である。思ったほど寒くはない。大学院生が迎えに来てくれる。荷物を受け取り、彼の車に辛うじて積み込んで宿へ。南京出身ですでに結婚している。夕食に誘ってくれたが、土曜日の夜を潰すのは申し訳ないと言って辞退した。15分程度で学生会館に到着し、宿泊施設にチェックインした。